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奇跡と金環日食と私

残念ながら実際には金環日食を見られなかったけれど、テレビやTwitterのタイムラインの映像で十分に堪能できた。ベイリー・ビーズや三日月形の木漏れ日など、不思議で神秘的な時間と空間を作り出したのも束の間、しばらくすると何事もなかったかのように、いつもの姿でいつものような時間が流れていく。でも、大晦日から元旦になった時のように、いつもと何も変わらないけれど新しいものが始まっている。

今日の日食(新月)が始まりになって、暦は小満、旧暦では卯月になって、占星術では太陽が双子座となる訳だけど…

そうだ、今日は私という人間の大晦日にあたる日なんだ。


昨晩、とても貴重な体験ができた。それは小さな出会いかも知れないし、大きな流れで見てみれば些細な出来事なのかも知れない。けれど、今の私にとっては心の琴線に触れる、これからずっと忘れない記憶になっていくものだ。

私がその小さな出会いに気付ける精神的・情緒的な波の時であった事。これはもちろん大切なのだけど、私がそんな状態である時に、その出会いのきっかけになる事象があった事、目に見えない沢山のものが共有されて出会うための条件が満たされていた事、どれが欠けても出会えない小さな偶然の巡り合わせ。

もう、これは奇跡としか。


と、そう言えば何年か前にも同じように心動かされて、優しく切なく温かい涙を流した事があったんだけど、その時も今とちょうど同じ時季だったのを思い出した。

私は、私という波を上下しながら、少しずつ階層を変えて螺旋を描いていく。前の階層の私を今の私が覆って、いつもと変わらないような私でいながら新しい私が始まっているのだろう。まるで今日の日食のように。


明日は私の誕生日、私の新たな1年が始まる。

明日の私が前の私を覆って新しい何かを始められたらいい。私の波と私の螺旋に沢山の奇跡を織り込みながら。


昨晩の優しい奇跡と今日の金環日食は、私の螺旋のページに貼り付けられた、きらきら銀紙の付箋だ。

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